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育英会の生みの親 升本喜兵衛

【育英会の生みの親 升本喜兵衛】

・1897年(明治30年)兵庫県養父郡に生まれる。

・中央大学法学科卒。弁護士、母校中央大学の教授を経て1961年(昭和36年)に中央大学学長。のち総長、理事長をつとめる。主な著作に「手形小切手法論」「有価証券法」等。

・1968年(昭和43年)、学園紛争のなか退任。以降、酒類卸「升本総本店」社長。

・1980年(昭和55年)、83歳で死去。生前残していた「経済的事情から勉学の道に進むことが困難なものが多く、何とか少しでも援助できないか」という遺志により、財団設立。

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【升本喜兵衛先生の残した言葉】

「絶学無憂」
なんとなく私の好きな語句である。学びを断てば憂いなしとは、その言葉の意味からすれば世を捨て隠棲生活に入り悠悠自適の境涯にある様をいったものであろう。
功成り名遂げた人の余生を送る心境に相応しいもののようであるが、裏返してこれを考えれば憂患は学びに必然伴うもので憂あるを持つことは即ち学んで人間修養の道を踏んでいる事を意味するものといえよう。

こう考えると憂苦患はむしろ学びに潜在するものであって、結局は人生学を識って憂患やまぬというに等しく若き者の人生行路を諭す格言的な意味を有するものといえよう。                   (1967年10月)

「学び身につけたものは盗まれない」

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